’01.2.28
ひなとなこがうちの子になったのは、2000年の11月のある日でした。2匹を飼うことを決めた理由の1つは、めめの失踪がありました。めめが家を出て、その寂しさを埋める為に新しい家族を増やしたいと思ったことが、切っ掛けの1つです。
めめが家を出て、何ヶ月か毎日のように捜索して、その間に私は軽いペットロスに掛かっていたように思います。家には他のネコがたくさんいましたけど、その中の一匹が私の知らない場所へ行ってしまったことは、自分を責め、悩み苦しむには十分すぎる程の物がありました。
そんなある日、ふと小さい可愛い生き物に改めて接したくなり、オンライン上で里親募集のページを探し始めたのです。最初から飼いたいと思っていたのは、ミケネコでした。又、他のネコとの兼ね合いも考えて、出来るだけ生まれてから時間の経っていない2ヶ月前後の子猫を探し始めたのです。
ネコにはいろんな毛色がありますが、ミケと言う毛色は染色体でメスにしか出ない為(オスでもたまにミケがいますが、染色体以上の為、とても数は少ないです)、ミケネコの子猫の数はあまり多くありませんでした。もちろん実際に子猫を受け取る訳ですから、おのずと地域も絞られ、遠くても関東近郊に的は絞られたのです。
そんな中でいくつか私の条件に合う里親募集がありました。私はその募集されている方にメールを出し、連絡を待つ数日を過ごしたのです。最初に連絡を下さった方は、里親募集に写真を載せていない方で、お話をするうちにだんだんと私が探しているミケネコとは様子が違うことがわかりました。その方も「気に入ってもらえる里親さん」を探していて、私も「愛する事ができるミケネコ」を探していたので、お互いに電話だけでお話は終わりました。その後、1週間以上期間が空き、次に連絡を下さった方がひなとなこを保護された方でした。
ひなとなこは募集ページに写真が掲載されていたので、私にとっては第一志望のミケネコだったのです。又、その方のお住いが私と同じ県内だったことも、私には好都合でした。最初にメールのやり取りがあり、その後直接電話を頂き、ひなとなこに対面することになりました。
仕事を終えて、車でその方の自宅へ出向き、出会ったのがまだまだ小さく子猫らしいコロコロとしたひなとなこだったのです。保護主さんもとてもネコ好きな良い方で、保護されてからひなとなこが愛情に溢れた生活をしていたことが伺えました。1時間程お話を聞きながらひなとなこを観察し、とても元気な子猫だと言うことを確認して、私は自宅へ戻りました。この時はまだ健康診断を受けてなかったので、あまり気に入るのが恐かったのを覚えています。もし健康診断の結果が思わしくない物であった場合、諦めなければならないことが辛く思えていました。
1週間後に健康診断の結果が問題無しと出て、新しい家族を迎えることが出来るようになった時、私の心にある1つの心配が浮かんできたのです。最初の予定ではもらうのはミケネコ1匹、ひなだけの予定でした。でも同じ親から生まれたなこと引き離すことが、とても可哀想なことに思えてきたのです。この心配は受け取りに行くまで続きました。そして2匹仲良く並んで寝ていて、私の差し出す指を一生懸命かじるなこを見て、2匹一緒に連れて帰ることを決めたのです。
今になってはこの時の判断が、2匹にとって良かった物だと思っています。朝に晩に2匹して走り回る姿を見て、同じ親から生まれた姉妹の血の絆を感じます。又その姿はめめとはんにゃんがうちへ来た時の事を彷佛とさせました。めめを失ったはんにゃんが、2匹の姿をうらやましそうに見ているのが、可哀想に思えた程です。
今も2匹は仲良く走り回っています。先住ネコとも大きなケンカをすることもなく、とても上手く家族として溶け込んでくれたことを嬉しく思っています。2匹ともとても私に懐いてくれて、毎日帰宅すると玄関までお出迎えをしてくれるようになりました。姿を探して、後を付いて歩く事も多々あります。毎日少しずつ成長して行く姿を見て、この子達の一生が幸せな物になるように頑張ろうと思う私です。